【家庭用】プールの塩素の量はどれくらい?実例を紹介
子どもの夏休みに家庭用プールを用意された人もいるのではないでしょうか?プールの水管理で気になるのが塩素の量。
この記事では、家庭用プールに必要な塩素量の計算方法や、我が家のプールの水管理の実例を紹介します。
家庭用プールに塩素は必要か
家庭用プールの場合、不特定多数の人が入るわけではないので、塩素は必要ないと考えている人もいるかもしれません。
一方、筆者も汚れの目立たない家庭用プールに入って、扁桃炎になったことがあります。右側の扁桃腺がかなり腫れ上がりました。
プールには、目には見えない細菌があるので、キレイに見えても塩素による消毒は必要です。
プールに塩素を入れるそのほかのメリット
家庭用のプールで塩素を入れると、水が長持ちします。家庭用のプールででも、サイズが大きければ、水道代が高くなり家計を圧迫してしまうことは必至…!
家庭用プールにも塩素を入れれば、水の交換頻度も少なくなり、お財布が喜びます。
家庭用のプールに必要な塩素の量
プールの塩素は、0.4~1.0㎎/Lに維持するのが望ましいとされています。プールに必要な塩素の計算式は以下の通り(※)。
塩素剤の必要量(gまたはml)
=目標塩素濃度(㎎/L)× プールの水量(m3)×100 ÷ 塩素剤の濃度(%)
※丸型のプールの水量の計算式
半径(m)× 半径(m)× 3.14 × 水の深さ(m)
※四角いプールの水量の計算式
長さ(m)× 幅(m)× 水の深さ(m)
少しややこしいですが、実際に、我が家のプールで計算してみました。
0.4 × 5 × 100 ÷ 5 = 40(ml)
1.0 ×5 × 100 ÷5 = 100(ml)
主に子どもがプールを使うので、半分くらいの水量に抑えていますが、塩素の量が40~100ml。結構少ないですね。
かなりズボラにプールの水管理をしてみた
プールの塩素は、日光や汚れによって消費されます。
理想は公共施設のプールのように、こまめに測定をすることですが、一般家庭なのでそんなこと言ってられません。
さらに私の場合、塩素を入れ過ぎることに結構抵抗感があります。
ここでは、私の独断と直感、そして偏見を優先してプールの水質管理をしてみました。
1日目
気温は33度。水を入れたばかりなので、塩素は入れていません。この日は私と娘が30分ほど遊泳。
2日目
見た目的には1日目とほぼ変わりないので、少しホコリをすこいました。気まぐれで40mlの塩素剤ハイターを投入。
3日目
風邪で日よけがプールの中に入ってしまい、早くも角に藻が発生。とりあえず拭き取りました。
近所の子どもがプール遊びに来たので、夕方に塩素を投入しようと思ったものど忘れ…。
4日目
昨日、塩素投入を忘れたためか、藻が全体に発生。
これでは、水遊びができません。
4日目
お風呂バブの色になってしまいました…。完全敗北です。
結論
・塩素は少し濃いめに入れた方がよい(少量なら毎日はいかも)。
・やはり計測して塩素を投入した方が、水は長持ち。
プールを汚さないためのコツ
プールの衛生を保つために、塩素を何回も投入するのは抵抗があるという人もいるでしょう。
実際に、塩素により髪がパサつきや肌のカサつきが起こることがあります。塩素の消費を抑えるために、プールを汚れにくくする工夫をしましょう。
プールの前に排泄をすませる
小さいこどもがプールに入るときに注意したいのが、おしっこをしてしまうこと。実際に、管理人も近所の子どもが遊びに来た時に、お股から黄色の液体が出ているのを見たことが、数回あります…。
心なしか、プールの水も翌日に濁っていました。
ちなみに、プールの独特のニオイは、塩素と汚れなどの有機物が化学反応することによって起こるものです。
つまり、ニオイの強いプールは、それだけ汚れているということ。
小さい子どもが家庭用プールを使う時は、あらかじめトイレへ行って排泄をすませましょう。
プールに入る前におしりをよく洗う
公共施設のプールでは、当たり前のシャワーや消毒槽。しかし、家庭用プールの場合、直にプールの中に入ることも多いかもしれません。
汗や肌に汚れもプールを汚染するものです。家庭用プールを入る前に、ホースの水などで体の汚れを落としましょう。特に、おしりの汚れをしっかり落とすのがポイントです。
日差し除けをつける
紫外線はプールの塩素を分解する作用があります。日陰にプールを置いたり、日差し除けとしてビニルマットを設置するのもおすすめです。肌の日焼けを抑えることにもつながります。
プールのゴミを取る
プールの水には、髪の毛や、葉っぱが落ちていることがあります。こまめにすくい取って、水をキレイに保ちましょう。
まとめ
我が家のプールにどれくらいの塩素を入れたらよいのか分からないので、記事としてまとめてみました。参考になったら、幸いです!
※参考:
東京都福祉保健局/小規模プールの衛生管理/fukushihoken.www.metro.tokyo.jp