チリつも日記

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チリの祝日はいつ?当日も過ごし方も合わせて紹介

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チリに滞在する人のなかには、チリの祝日について知りたい人もいるのではないでしょうか?チリの祝日によっては、公共施設やスーパーも休みになることもあるので、毎月チェックすることが大切です。

この記事ではチリの祝日や内容について紹介します。

 

チリの祝日の種類

チリの祝日は、日本と共通するものから、歴史的な出来事や宗教に関連するものがあります。祝日のなかには、チリ人の定番の過ごしすものもあれば、チリ自身も「何の日だったけ?」というものも。

 

以降では、チリの祝日と過ごし方を紹介します(内容が記載されていないものは、徳に特別な過ごし方はありませんので、ご了承ください)。

 

1月1日 Año nuevo(元旦)

その年の初めての祝日は、日本と同じくお正月です。チリのイベントの食事の定番といえばアサード。

 

アサードはチリ版BBQのことで、31日の夜8~9時頃から仕込み、夜10時~11時に家族や友人と集まって食事をします。時計の針が12時を回ると、「Feliz año nuevo」と一人一人にハグをして新年を祝います。

 

正月のあいさつでするハグは自宅外へも及び、近所に出て隣人とハグする人もちらほら。この頃になると、地域によっては役所による花火の打ち上げがみられますよ。(私の住んでいる街のものは、かなりショボいですが…。)

 

その後は、お酒を飲んだり踊ったりして、夜を明かすのがチリの定番です。20代30代の若者は、ディスコやイベントに出かける人も。チリの1月は夏季なので、家族や友人と元旦は、海や山、プールへ出かけるのが定番です。

 

ただし、チリでは三が日がなく、2日から通常運転となるのが一般的。

 

4月の第2金曜と土曜日 Semana santa(復活祭、イースター

十字架に張り付けとなったキリストが、3日後に復活したことを祝うものです。

 

ふだんは肉をこれでもかという位食べるチリ人ですが、この期間は魚や魚介類を食します(肉がキリストの体をイメ―ジすることから)。この日は魚屋さんが大繁盛。

 

子ども達は、ウサギの恰好をして、卵型のチョコレートを集めるなど、イースターを楽しみます。

 

5月1日  メーデー(労働者の日)

5月21日 イキケ海戦記念日

6月29日 聖ペドロの日

7月16日 聖母カルメンの日

8月15日 聖母昇天祭 

9月18日 独立記念日、9月19日 軍隊記念日

スペインからの独立を祝う、チリにとって最も大切な祝日です。チリでは18を意味する「dieciocho(ディエシオチョ)」と呼ばれるのが一般的。

 

この期間は伝統的な食事がふるまわれ、チリの民族衣装を身に着け、踊る姿がみられます。子どもたちは、コマ回しや凧揚げなどチリの昔ながらの遊びを楽しみます。

 

ちなみに、独立記念日である18日は、チリ国旗の掲揚が義務付けられています。国旗を掲げていないと、警察から罰金刑が課せられることも。独立記念日後も、国旗をそのままにする家があるのは、チリあるあるの1つ。

 

10月12日 アメリカ大陸記念の日

10月31日 プロテスタント教会の日

この日は朝から大統領がキリスト教プロテスタント系の教会への訪問がされます。

この日はハロウィンとして親しまれており、夜7時くらいになると仮装した子どもたちが、お菓子をもらいに近所を練り歩くので、お家にキャンディーやお菓子の大袋を用意してくのが〇。

夜になると、仮装した大人がパーティーすることも。

 

11月1日 万聖節

メキシコでは「死者の日」のイベントがある11月1日と2日。チリでも、墓地を近くにferia(フリマ)が開かれます。

 

12月8日 聖母受胎日

 12月25日 クリスマス (Navidad)

日本のクリスマスは、恋人や子どものためのイベントというイメ―ジがあります。チリでは、24日に家族が集まって、一緒に食事を取ったりプレゼント交換する日です。

 

クリスマスの食事はやはりアサードで、正月のときと同じような過ごし方をするのが定番。時計の針が12時を回ると、「Feliz navidad(フェリス ナビダ)」と一人一人にあハグをしてクリスマスを祝います。前後に子どもだけでなく大人同士でプレゼント交換も。

 

チリの12月は夏季なので、クリスマスの当日である25日は、海や山、プールへ出かけるのが定番です。

 

チリの祝日で注意するポイント

チリの祝日を過ごすときに、気を付けたい点を挙げてみました。

交通の大渋滞が起こる

チリの祝日で数日にわたるものや、週末にかかるものは「fin de semana largo(長い週末)」といわれています。

 

この時期は、遠方に住む家族や親せきに合うため、南北に長い国土内で大移動が行われます。チリ人の移動手段のメインはバスや車であるため、その様子はまさに民族大移動のよう。

 

祝日期間を利用して、チリ内の旅行へ行くときは、チケットを前もってゲットしたり、高速道路内の渋滞を考慮しておきましょう。

 

また、祝日期間には、飲酒運転もみられるので、もらい事故に合わないように注意が必要です。

お店が閉まっている

日本では祝日にお店が通常営業しているのが一般的です。チリの祝日のなかには、法律によって「feriado irrenunciable」があります。直訳すると「妥協できない祝日」です。

 

もともと国の祝日は、国民が休むためにあるもの。企業による祝日の強制的な出勤を回避しようというものです。

 

そのため、「feriado irrenunciable」の祝日は、モールやスーパーなどのお店は営業していません。

 

ひとつ例外があり、この祝日は雇用主に限っては、働くことが許可されています。なので、家族経営している小さいお店であれば、開いていることも。

 

また、前日は、閉店時間が早いこともあります。閉店時間はお店によって、異なるので事前にチェックしておきましょう。

 

パン難民が続出

「feriado irrenunciable」は、パン屋も営業していません。チリの食生活で暮らしている場合は、祝日前日にパンの購入をしておくのが正解です。

 

パンはチリ人に食生活に欠かせない食品のひとつ。祝日当日にパン難民がしばしば現れるのも、チリあるあるです。

 

 ≪feriado irrenunciable≫

  •  1月1日(正月)
  • 5月1日(労働者の日)
  • 9月18日、19日(独立記念日
  • 12月25日(クリスマス)