【チリ】海外旅行でチップはどのくらい必要?渡す場面や金額の目安
チリに滞在予定のある人のなかには、チップについて気になっている人もいるのではないでしょうか?海外では当たり前のことが多いチップですが、いつ・どのくらいの金額を渡せばよいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、現地在住の筆者が、チリのチップ事情について紹介します。
チリでもチップは必要
チップとは、日本でいう「心づけ」のようなものです。特定のサービスを受けたときに、「ありがとう」という気持ちを表すもの。
チリでチップを受け取る人の多くは、最低賃金で働いています(1カ月4万円くらい)。あなたが快くチップを渡せば、きっとチリ人の役にも立つはずです。
チリでチップが必要になる場面
チリでチップを渡す場面はいろいろ。チップを渡すのは強制ではありませんが、うまく渡すことで、現地の人とのちょっとした交流にもつながるかもしれません。
レストランで
大衆食堂やレストランで食事をするときに、チップを渡す習慣があります。チップの金額の目安は食事の10%。ただし、レストランによっては、チップ込みで請求しているところもあります。
レストランのテーブルで精算をするときに多いのが、ウェイトレスからトレーを差し出されるケースです。チップを渡すときは、食事を終えてテーブルにお金をそのまま置きます。
おつりが出るくらいのお札を渡して、おつり分をそのままテーブルに残すのもよいでしょう。
なお、ショッピングモールのフードコートやセルフサービスのお店で食事をしたときには、基本的にチップを渡す必要はありません。
一方で、子ども連れの旅行などで、スタッフに子ども用の食器やイスを頼んだときなどは、感謝の気持ちをこめて、数枚の百ペソ硬貨を渡すのもよいでしょう。
スーパーでの買い物
旅行や移住で、一定期間チリに滞在する場合、スーパーでの買い出しが必要になるものです。チリのスーパーは基本的には、日本と同じシステムです。
一方、会計の後ろで、10代後半から20代の若者が、荷物を袋に入れるのを目にすることもあるでしょう。チリでも、無料のレジ袋が廃止になっており、「Tiene bolsa?(袋はお持ちですか?)」とたずねてくれます。
スーパーの購入品を袋に入れるのは、彼らに頼んでもいいし、自分で入れてもOKです。
スーパーに雇われているわけではないので、必ずしもチップを渡す必要はありません。ただ、スーパーでお駄賃を稼いでている若者の多くが、学生や失業中の人。
チリ人に袋詰めを頼んだときは、数枚の100ペソ硬貨を渡すとスマートです。
駐車をするとき
スーパーやショッピングモールでは、駐車するときに誘導していくれるチリ人がいます。彼らは、チップ目当てで駐車の誘導をしているチリ人です。
駐車するときや、駐車していた車を発進するときに、ほかの車とぶつからないように、誘導してくれます。
車の駐車の際にチップを渡すときは、用事を終えて車を発進させるとき。このときも、数枚の100ペソ硬貨を渡すとよいでしょう。
・そのほか
チップではありませんが、チリの街を歩いていると、お金をせびられることがあります。
いわゆる物乞いですが、いかにもホームレースのような日に焼けた人や、年金暮らしが想像される高齢者、ヒッピーなチリ人旅行者、妊娠中のジプシーなど。
ただし、チリ人のなかには、不健康を装ってチップをせびるビジネスもあるので、注意が必要です。
「チップをあげるべきでない」と判断するときは、「No tengo dinero.(お金がありません)」と言って、毅然とした態度で断りましょう。
どうやって断るか分からない人は、他のチリ人がどのように対応しているかチェックしてみるのもおすすめです。
チリ人の場合、迷惑行為の場合、大体は無視しているはず。相手をよく見極めて、チップをあげるか判断してみてください。
まとめ
日本ではあまり見かけないチリのチップ文化。チリでの生活に慣れてくれば、場面に合わせて、チップを渡せるようになれるはずです。