シングルマザーの海外移住について【体験談あり】
シングルマザーとして頑張っている人の中には、海外への移住を考えている人もいるのではないでしょうか?私は、移住をしたわけではありませんが、海外でシングルマザーをしています。
この記事では、シングルマザーが海外移住するときの注意点について紹介します。
私が海外でシングルマザーになった経緯
私は外国でシングルマザーをしていますが、シングルマザーになって後に海外移住したわけではありません。もともと外国で国際結婚をしており、結婚生活が破綻してしまったため、海外でシングルマザーをしています。
ここで「日本に帰らないの?」という疑問に思う人もいるでしょう。国際結婚では「ハーグ条約」というものがあり、パートナーの了解なしに子どもを勝手に連れ出すことはできません。日本への一時帰国でも、許可なしの子どもの連れ去りは誘拐罪になります。
一応、私の場合、子どもの出国許可はもらっていますが、いろいろ考えて海外での子育てをすることを決意しました。
シングルマザーが海外移住するときの注意点
シングルマザーの人が、子どもと一緒に海外移住する場合、日本の生活よりもよい暮らしをすることを目標にしていると思われます。ただし、海外移住をしたからといって、幸せになるわけではありません。
シングルマザーで海外移住を考えている人は、以下のポイント気をつけてください。
生活がよくなるかどうかは国による
実際に、子連れで海外移住する場合、生活がよくなるかどうかは国によって異なります。外国によっては、シングルマザー世帯に対して、手厚い補助をしている国もあるでしょう。
私はチリに住んでいるのですが、シングルマザーに対する配慮はあるものの、それほど手厚い補助を受けているわけではありません。というか、ほとんど受けていません。
たとえば、チリでは、夫から養育費をもらっていると、国からの家族手当はもらえなくなるというおかしなシステムがあります。
日本が嫌で海外脱出を考えている人は、自分の行きたい国がシングルマザーに手厚いかどうか知ることも大切です。
言葉の問題
海外に住むときに、大きな問題となるのが言葉の問題です。海外で仕事をしたり、子どもが現地の学校に通ったりするようになれば、基本的な日常会話はできないといけません。
なかなかハードルが高いように見えますが、できなくはないと思います。私はスペイン語圏に住んでいますが、現地に到着したときは、基本的な文法と少しの単語を理解しているだけでした。
特に、英語圏の国ならば、中学レベルの文法や単語が分かっていれば、3カ月もすれば耳が慣れてくるはずです。現地で外国語のシャワーを浴びれば、少しずつ話せるようにはなると思います。
子どものアイデンティティの問題
子どもを海外移住するときに、配慮したいのがアイデンティティの問題です。アイデンティティは、住んでいる環境に大きな影響を受けます。
たとえば、まだ子どもが小さいうちに海外移住をすれば、子どもは現地人のアイデンティティと持つ可能性があります。
外国に住んでいても、日本の言葉や文化を大切にした教育すれば、日本人として育ていることもできるでしょう。しかし、かなり労力は必至です。
私の子どもは、現地で生まれ育っているので、アイデンティティは現地の国となっています。ちょっと残念ですが…。
子育てで孤立しやすい
シングルマザーが海外移住をするときに注意したいのが、子育てで孤立しやすいことです。海外で十分な収入がなければ、日本への一時国も難しくなるでしょう。
子育てってただでさえ、大変なことです。海外の孤立しやすい状況のなかで、精神的に参ってしまう可能性もあります。
実際の海外でシングルマザー生活は?
シングルマザーの海外移住についての注意点を述べましたが、管理人の体験を話したいと思います。
私の場合、月の生活費が3万円の国に住んでいるので、在宅ワークをしつつ、子育てを楽しんでいます。週末は、元夫が子どもを預かってくれるので、気持ちの気分転換もできています。
もちろん生活が楽なだけではなく、外国にいるからこその苦労もあります。全体的にみれば、充実した子育てが行えているのではないかなと思います。
個人的な意見ですが、シングルマザーの方は海外移住をして幸せになれるかどうかは、「自立できているかどうか」だと思います。
日本での暮らしから逃げるために、海外移住をしても、今度は違う問題が立ちはだかるのでは…と思います。
シングルマザーの人が海外移住を考えている場合は、「外国語を習得したい」「子どもをグローバルに育てたい」などのポジティブな姿勢が必要だと思います。
仕事や言葉の問題もありますが、できなくはないと思います。ぜひ、頑張ってくださいね^^