チリつも日記

国際結婚後、離婚の危機の管理人の毎日の積み重ねの記録。役立つ情報も紹介します^^

チリで使われるスペイン語の特徴は?スラングについて紹介

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日本でスペイン語の基礎を勉強した人でも、チリに来て言葉で戸惑ってしまうことが少なくありません。この記事では、辞書には載っていないチリ独特のスペイン語を紹介します。

 

chilenismo(チレニスモ)について

チリの独特のスペイン語と言えるのが、チレニスモです。チレニスモとは、チリで使われている独特のスペイン語のことをいいます。

Chile(チリ)+modismo (地方の言葉、なまり)を掛け合わせた造語です。チレニスモ、もともとの原住民であるマプチェ(チリのインディアン)の言語が起源になっているものも。

 

以降では、チリでよく聞かれるチレニスモについて紹介します。

チリでは気をつけたい、相手を侮辱するチレニスモ

チリ人の多くが口の悪さを自覚してるほど、チリではスラングが飛び交います。なかには、日本語で訳すのが難しいものも。ここでは、チリの日常生活でよくみられるスラングについて説明します。

 huevon(ウエボン)

 スペイン語で「huevo(卵)」は、隠語で「キン玉」の意味があります。

Huevonの使い方はいろいろあり、親しい友達同士を呼び合うのに使ったり、相手をバカにするときに使うこともあるので、使い方に気をつけましょう。

 

発音の仕方から、「weon」と表記することも。また、「バカなことをしている」という意味で動詞化した「hueviar」も使われてます。

 Conche tu madre (コンチュスマドレ)

 チリ人が怒っているときによく使う言葉です。英語で言う「fucking your mother」にあたります。

いわゆる「お前の母ちゃんとセックスしてろ」みたいな意味で、日本の「お前の母ちゃんデベソ」とは次元が違います。

かなり強いイメ―ジですが、足を壁にぶつけたりなど、イラっとした場面にも使われます。

 

SNSのコメントでは、頭文字を取って「ctm」と表記されることも。

 mierda(ミエルダ)

糞という意味で、日本語の「クソ!」にあたります。Ctmにならんで、ちょっとイライラした場面など、日常的によく使われています。

 

ただし、女性が公の場面で「クソクソ」言うのは、恥ずかしいと感じるのか、語呂の似た「Miercoles(ミエルカレ:水曜日)」を使う人もちらほら。

 

vos(ボス)

チリをはじめ南米では、二人称について単数も複数も「tu」が使われます。複数の二人称に使われる「vos」は、チリでは「お前」という意味になり、「tu」よりも、敬意はない感じです。

 

チリ人が相手にちょっとムッとしたときに、「vos」を使うケースも。 

まとめ

チリ独特のスペイン語「チレニスモ」は、辞書には載っていないものの、日常的によく聞かれる言葉です。チレニスモを知ることで、日常会話がより身近になりますよ。

 

※随時、追加していきます!

チリ旅行に来たら食べるべき料理!現地でも人気の食べ物は?

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海外旅行に行ったときの楽しみのひとつが食べ物。これからチリへ旅行する人の中には、現地のグルメ制覇を考えている人もいるのではないでしょうか?

チリの大衆食堂では、家庭料理を楽しむことができます。

この記事では、チリに来たら、ぜひ食べたい家庭料理について紹介します。

 

Cazela (カスエラ)

肉と野菜を煮込んだ、チリ版のポトフです。肉は骨付きの牛肉か鶏肉で、ダシが効いています。

 

野菜は、細かく刻んだニンジン、玉ネギに、大きめのじゃがいも、、かぼちゃ、トウモロコシが入っています。浮き身として、お米が入っており食べ応えもあり。

 Poroto(ポロト)

柔らかく煮込んだ白インゲン入りのカボチャのポタージュです。浮き身に、パスタやソーセージが入っており、寒い冬におすすめの一品。好き嫌いが分かれるかもしれません。

 

Empanada(エンパナーダ)

チリ版の惣菜パイです。Pinoピノ)と呼ばれるものには、ひき肉、玉ねぎに、ゆで卵が入っており、アクセントにオリーブオイルと干しブドウが入ってきます。

 

エンパナーダを揚げたものには、チーズやハムなどさまざまな具材のものも。

 

Pastel de choclo (パステル・デ・チョクロ)

チリの夏の名物料理といえば、パステルでチョクロです。グラタン皿に、エンパナーダの具にも使われるpino、鶏肉が敷かれ、その上に甘いトウモロコシのペーストがのっています。

 

しょっぱい味と甘い味が見事にマッチして、かなり食べ応えのある一品です。

 

Completo Italiano(コンプレート・イタリアーノ)

チリの代表的なファストフードといえば、コンプレートです。チリ版のホットドッグですが、安いソーセージに、刻んだトマト、アボカドのペースト、マヨネーズがたっぷりかかっています。

 

トマトの赤・アボカドの緑・マヨネーズの白と、見た目の色合いから、「コンプレート・イタリアーノ」と呼ばれています。人気のファストフードであるコンプレートは、30㎝くらいの長さのものもあるので、注文時に確認しましょう。

 

チリ人にとってコンプレートは国民食のひとつ。チリにマクドナルドが20店舗程度しかないのは、コンプレートのせいでは…?と勝手に思っています。

 asado(アサード)

チリ版のBBQで、クリスマス、お正月、誕生日など、パーティ―と名の付くものには、アサードをするチリ人が多くいます。

 

彼らのBBQは実に豪快で、「これでもか!」というくらい、大きな肉を焼きまくります。

付け合わせには、茹でたジャガイモや、レタスやトマトのサラダです。

 

チリ人家庭で食べられるアサードですが、レストランで食べたい場合は、卓上焼肉の「parillada(パリジャーダ) 」を頼んでみてください。

 

まとめ

料理の紹介記事なので、写真を随時入れていきます!(メニューの追加もします)

【チリ】海外旅行でチップはどのくらい必要?渡す場面や金額の目安

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チリに滞在予定のある人のなかには、チップについて気になっている人もいるのではないでしょうか?海外では当たり前のことが多いチップですが、いつ・どのくらいの金額を渡せばよいのか迷ってしまいますよね。

 

この記事では、現地在住の筆者が、チリのチップ事情について紹介します。

 

チリでもチップは必要

チップとは、日本でいう「心づけ」のようなものです。特定のサービスを受けたときに、「ありがとう」という気持ちを表すもの。

 

チリでチップを受け取る人の多くは、最低賃金で働いています(1カ月4万円くらい)。あなたが快くチップを渡せば、きっとチリ人の役にも立つはずです。

 

チリでチップが必要になる場面

チリでチップを渡す場面はいろいろ。チップを渡すのは強制ではありませんが、うまく渡すことで、現地の人とのちょっとした交流にもつながるかもしれません。

 

レストランで

大衆食堂やレストランで食事をするときに、チップを渡す習慣があります。チップの金額の目安は食事の10%。ただし、レストランによっては、チップ込みで請求しているところもあります。

 

レストランのテーブルで精算をするときに多いのが、ウェイトレスからトレーを差し出されるケースです。チップを渡すときは、食事を終えてテーブルにお金をそのまま置きます。

 

おつりが出るくらいのお札を渡して、おつり分をそのままテーブルに残すのもよいでしょう。

 

なお、ショッピングモールのフードコートやセルフサービスのお店で食事をしたときには、基本的にチップを渡す必要はありません。

 

一方で、子ども連れの旅行などで、スタッフに子ども用の食器やイスを頼んだときなどは、感謝の気持ちをこめて、数枚の百ペソ硬貨を渡すのもよいでしょう。

 

スーパーでの買い物

旅行や移住で、一定期間チリに滞在する場合、スーパーでの買い出しが必要になるものです。チリのスーパーは基本的には、日本と同じシステムです。

 

一方、会計の後ろで、10代後半から20代の若者が、荷物を袋に入れるのを目にすることもあるでしょう。チリでも、無料のレジ袋が廃止になっており、「Tiene bolsa?(袋はお持ちですか?)」とたずねてくれます。

 

スーパーの購入品を袋に入れるのは、彼らに頼んでもいいし、自分で入れてもOKです。

 

スーパーに雇われているわけではないので、必ずしもチップを渡す必要はありません。ただ、スーパーでお駄賃を稼いでている若者の多くが、学生や失業中の人。

 

チリ人に袋詰めを頼んだときは、数枚の100ペソ硬貨を渡すとスマートです。

 

駐車をするとき

スーパーやショッピングモールでは、駐車するときに誘導していくれるチリ人がいます。彼らは、チップ目当てで駐車の誘導をしているチリ人です。

 

駐車するときや、駐車していた車を発進するときに、ほかの車とぶつからないように、誘導してくれます。

 

車の駐車の際にチップを渡すときは、用事を終えて車を発進させるとき。このときも、数枚の100ペソ硬貨を渡すとよいでしょう。

 

・そのほか

チップではありませんが、チリの街を歩いていると、お金をせびられることがあります。

 

いわゆる物乞いですが、いかにもホームレースのような日に焼けた人や、年金暮らしが想像される高齢者、ヒッピーなチリ人旅行者、妊娠中のジプシーなど。

 

ただし、チリ人のなかには、不健康を装ってチップをせびるビジネスもあるので、注意が必要です。

 

「チップをあげるべきでない」と判断するときは、「No tengo dinero.(お金がありません)」と言って、毅然とした態度で断りましょう。

 

どうやって断るか分からない人は、他のチリ人がどのように対応しているかチェックしてみるのもおすすめです。

 

チリ人の場合、迷惑行為の場合、大体は無視しているはず。相手をよく見極めて、チップをあげるか判断してみてください。

 

まとめ

日本ではあまり見かけないチリのチップ文化。チリでの生活に慣れてくれば、場面に合わせて、チップを渡せるようになれるはずです。

【チリの治安】海外旅行で注意したいスリ・犯罪の事例

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海外旅行で日本人が遭遇しやすいのが、スリや盗みの被害です。特に、日本人はお金を持っているイメージがあるので、盗みのターゲットになりやすいといえます。

この記事では、海外旅行やチリでのスリや盗みに合わないための注意点について挙げていきます。 

日本人は平和慣れしている

海外旅行に慣れていない日本人が注意したのが、日本と外国では治安が異なることです。

特に、チリのように日本より貧しい国へ行けば、スリや盗みといった軽犯罪が多くみられます。

とはいえ、南米の中でも治安は安定しているといわれているチリ。

しかし、首都のサンティアゴでは毎日のようにピストルやナイフを用いた犯罪が、毎日のようにみられています。

 

・人通りの少ない所は行かない

・夜遅くに1人で出歩かない

 

上記を守ったうえで、以下の挙げるケースも参考にしてみてください。 

 レストランでの置き引き

フードコートなどで席を見つけると、自分のカバンや上着を置いて場所取りする光景は、日本ではよくみられます。

さらには、そのまま食事を取りに行ったり、お手洗いに行ったりすることもあるでしょう。

このような場合、チリでは荷物が盗まれてしまうことが多いです。

自分が席にいても、椅子の背もたれに荷物をかけていると、知らず知らずのうちに盗まれるケースも多くみられます。

手荷物にはパスポートなど大切な貴重品が入っているので、肌身離さず持っているようにしましょう。

リュックで荷物を運ぶときの注意点

海外旅行で、なにかと便利なのがリュック。リュックで荷物を運ぶと、両手を空くので、スマホや地図を確認するのにも便利ですよね。

チリなど海外にいるときは、背中の荷物にも気をつける必要があります。

リュックには厚みがあるので、背中でガサゴソとされても、案外気づきにくいものです。 

私の知り合いでも、気付いたらリュックのポケットがカッターで切られていたというケースがあります。

特に、地下鉄や首都のサンティアゴなど、人混みの多いところでは、リュックは胸側に移して、抱え込むように持つのがベストです。

周りからも、警戒心の強さをアピールできるので、スリのターゲットになりにくくなります。

バスでの置き引き

国土が細長いチリでは、バスを利用して国内を回る人もいるでしょう。

長距離バスに乗れば、自分の座席の上の棚にちょっとした荷物を置くのがふつうです。

 

一方、いざ目的地に着いた時に、座席の上の棚の荷物を取ろうとすると、盗まれていることも。

特に、目的地が遠い場合は、バスの中で仮眠を取ることもあります。

バスに乗ったら、手荷物は自分の近くに置いておくのが賢明です。

 知らない人に気軽に答えない

海外旅行の醍醐味ともいえるのが、現地の人との触れ合いです。

チリでも日本メーカーやアニメが有名なので、気さくに声をかけられることもあるかもしれません。

 

一方で、旅先の声掛けを利用したスリも多発しています。

スリのグループは、数名で行動して連携プレーをするのが一般的です。

最近多いのは、ケチャップなどの液体を旅行者にかけて、声をかけるケースです。

「君の肩になにかついているよ。拭いてあげる」と気さくに話しかけ、

旅行者が不意をついた瞬間に、他のメンバーが足元に置いた荷物を盗む事例が多発しています。

旅行者を別の場所に誘導して、荷物から離すケースもあります。

 

手持ちの荷物が多いときは、知らない人に話しかけられても無視するようにするのが安全です。

ついつい受け答えをしてしまった場合にも、荷物にも目を光らせておきましょう。

もし荷物を盗まれたことが分かったら…

荷物を盗まれたことが分かっても、潔くあきらめることが必要です。

一応、現地の警察に届け出はできますが、形式だけで、傷害や殺人事件ではない限り、特別な捜査をするわけではありません。

また、荷物を盗んだ犯人が分かったとしても、決して追わないことが大切です

チリではありませんが、日本人の南米旅行者がスマホを盗んだ犯人を追って、銃撃されたという事件もあります。

悲しいことに、その日本人の方は命を落としています。

 

パスポートやスマホ、クレジットカードは確かに大切なものです。

ですが、あなたの命には代えられるものではありません。

 

海外旅行中にトラブルに合わないためにも、

まずは自分のいる場所は日本ではないことを意識して行動を取ってくださいね。

※この記事は随時更新していきます!

 

海外でフリーランス!納税や確定申告は必要か【税務署で聞いてみた】

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 こんにちは。海外でフリーランスとして日本で仕事を受注している管理人です。

 

海外でフリーランスとして働いている人が、気になるのが納税の話。この記事では、筆者の実体験を元に、海外フリーランスの納税義務について解説します。

 

海外フリーランスが気になる確定申告

海外でフリーランスとして働いている人にとって、毎年1月を過ぎると、気になること。

 

そう!迫りくる3月は確定申告の月です。

 

最近では働き方も多様化しているので、海外にいながら、日本企業の仕事を受けている人も多いですよね。

 

さてさて、気になる海外フリーランスの納税問題。

税理士が運営しているサイトもあり、情報を探すこともできるでしょう。

 

とはいえ、海外でフリーランスというのは、まだまだ少数派なので、どれが本当の情報なのか気になります。

以降は、海外フリーランスの私のケースをお話しするので、参考にしてみてくださいね。

 

税務署員に聞いてみた!海外フリーランスの納税義務について 

海外でフリーランスをしている筆者ですが、2018年の年末年始を利用して、日本に帰国したので、その内容を共有します。

 

(※以下はあくまで海外のフリーランスの話となります。海外転勤したケースは含まれないのでご注意ください。)

 

海外なら日本でお金を稼いでいても、納税義務がない

日本での納税義務があるのは、日本国内である居住者のみです。日本国内に住民票がない、いわゆる「非居住者」は、日本での納税義務がありません。

 

そのため、住所を海外に置いているフリーランスの人は、現地で納税する義務が発生します。

 

 富裕層や投資家が納税から逃れるために国外に出るのも、納得ですね。

 

クラウドソーシングを使っている場合は?

私が海外で仕事を得るのに使っているのが、クラウドソーシングサイトです。クラウドソーシングサイトは、当然のことながら日本の企業。

 

税理士サイトを見てみると、

クラウドソーシングは日本の恒久施設にあたるので、その場合は非居住者でも、日本で納税義務が発生する」という意見も見受けられます。

 

税務署にクラウドソーシングの利用についても聞いたところ、そんなことはないそうです。

 

海外に住所を置いていれば、日本のお金を稼いでも、現地で納税義務が発生すると覚えておきましょう。

  

海外フリーランスの納税!私のケース

私も翻訳やライティングなど、海外でフリーランスとして、日本の企業からお金をいただいています。

 

ちなみに、私の住んでいる国と日本では租税条約が締結されています。租税条約とは、2国間でどちらかの国に納税していれば、それでOKというもの。

 

なんらかの状況で、海外に住んでいる人が、ダブルで税金を取られるのを防ぐためにあるんですね。

 

私の場合、税務署の方が説明されたように、

基本的には現在住んでいる国に納税する必要があります。

 

一方、私が納税しているのは日本。なので、毎月3月には確定申告もしっかり行っています。

 

海外にいるのに日本で納税している理由

現地での納税義務がありながら、日本で納税している理由には次のものがあります。

日本の仕事を受けているから

フリーランスとして働いている私ですが、稼いでいるお金は日本のお金です。企業によっては、源泉徴収を受けることも。

なので、日本円で税金を払った方が、いろいろスムーズです。

心情的にも、日本企業とのやり取りによって稼いだお金なので、日本へお金を還元したいです。 

現地の納税は毎月払い

現地の納税システムは、年1ではなく毎月決算が必要。決算書は税理士によるチェックも必要になります。

 

毎月帳簿をつけている私ですが、毎月決算して納税となると、やはり面倒です。

 

また、現地には累進課税がなく、所得税率は一律20%。

残念ながら、私の収入は所得税率が20%以下なので、

日本で税金を払った方が断然お得なのです。

 

心は日本人だから

私は、国際結婚により永住許可証を取得しており、こちらの国籍を選ぶことも可能です。

 

日本では二重国籍を認めていないので、外国籍を選べば、日本国籍を失わなければなりません。海外で住むには、その国の国籍を持っている方が、いろいろ便利。

 

でも、私の心は日本人。私のアイデンティティは日本人であり、それに誇りを持っています。

 

私の税額はわずかですが、日本のために少しでも役に立てればと思い納税しています。

 

私の納税のやり方で問題ない?

基本的には、海外での納税義務があるのに、2国間租税条約を利用して、個人的な理由で日本に納税している私。

 

たとえば、アメリカのように、どこの国のお金を稼ごうが祖国で納税義務が発生する国もあります。

 

「私のやり方はもしかしたらアウトかもしれない…」と思い、現地の税務機関聞いてみました。

 

結果は、笑顔で「租税条約のある日本で納税しているから、まったく違法ではない」とのこと。

 

ホッ…よかったです。

 

ただし、「何かの折には、日本できちんと納税しているかどうか確認することがあるかもしれない」そう。

 

ちなみに、日本の税務署では、証明書や宣言書のようなものは発行していないので、

税務署のハンコ付きの確定申告書の控えを提出でOKのようです。

 

チリで納税しないことのデメリット

現地ではなく日本で納税することで、確定申告の手間や税金を抑えている私ですが、納税しないことによるデメリットもあります。

 

現地での収入証明がないため、クレジットカートを作ることはできないし、銀行からの融資も受けられません。

 

また、現地には労働者に向けて、家賃補助などの制度がありますが、現地で納税していない私は受けることができません。

 

まぁ、納税していないので当然って言えば、当然ですが…。

 

もしかしたら、今後フリーランスとしての収入が大幅に増えた場合、本来の納税先である現地に、税金を払う可能性もあるでしょう。

 

どちらの国にも払わなくても、ぶっちゃけバレなさそうですが…。

 

ただし、これは私のケースの話になります。

海外のフリーランスで、日本の企業の仕事を受けている人は、現地の税務署にも確認してみてくださいね。

海外でシングルマザー!子どもの出国許可を持つ私が帰国しない理由

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こんにちは。海外で国際結婚をして、現在シングルマザーをしてます。国際離婚の子どもの連れ去りは、元夫の許可が必要ですが、この度ようやくゲットすることができました。

 

一時は日本で子育てをすることを考えていましたが、現地に残ってシングルマザーをすることにしました。

今回は、なぜ私が海外でシングルマザーをしようと決意した理由について紹介します。

 

私が現地に残ることを決めた理由

実は年末年始に日本に帰国しました。久々の居心地のよい日本に、私は未練タラタラ。

このまま日本で暮らそうか、かなり悩みましたが、結局チリでシングルマザーをすることを選びました。

私の母親が出戻りに前向きでなかった

日本でシングルマザーは、両親のサポートが必要なことも出てきます。それとなく両親に出戻りが可能か聞きました。

 

父は最初から、大賛成!!大歓迎!!という感じだったのですが、一方の母はそんな感じではありませんでした。

 

「親なら子どもの窮地を助けるもの」と思いがちですが、甘かった…(泣)

 

私が日本で働くとすれば、残業や夜勤のあるフルタイムのお仕事なので、両親のサポートが必要になることがあります。

子どものお迎えや家事など、親に頼ってしまうことも多くなるでしょう。

 

もちろん、母はそういったことはサポートはしてくれるはずですが、他の面で自信がない様子でした。

 

孫の面倒をみるのは、やる気があっても難しいもの。

子どもが巣立った両親には、すでに生活のリズムが出来上がっています。

 

私的には、私が実家に戻ることで、

跡取りや介護、お金の問題も解決するんじゃないかな…と思ったんですけどね。

 

現地で育てれば子どもの時間が増える

 現地でシングルマザーをする大きなメリットといえるのが、子どもが好きな時に父親に会えることです。

私は子どもの成長には、両親の存在が欠かせないと思っています。

 

もう1つのメリットが、私自身が子どもとの時間を多く持てることです。私は海外では、翻訳などの在宅ワークで生計を立てています。

いわゆるフリーランスで、毎日決まった時間に会社に行くのではなく、フレキシブルな働き方をしています。

 

シングルマザーがフリーランスとして働くメリットは、

子どもの面倒はすべて自分でできることです。

 

海外でシングルマザーとなると、頼れる人が少ないので、基本的に子ども世話は自分でしなければいけません。

 

こちらの国でも日本と同じように、月1でPTAはあるし、日によっては下校時間が早い日もあります。

さらに、先生のストライキで学校が突然休みになることも。

 

もし、私が会社勤めのシングルマザーだったら、こういうちょっとした変化にも対応することはできなかったでしょう。

 

一方、フリーランスとして働けば、自分で時間を作り出すことができるので、頼れる人がいなくても、十分一人でやっていけます。

 

実際、現地では小学校の宿題やテストが多く、日本で働きながらシングルマザーをしていたら、とてもじゃないけど、対応できなかったなと思います。

 

ぶっちゃけ、私のフリーランスの収入は、日本で会社員として働いたときよりも少ないです。

ただ、チリで暮らすには十分な金額。

 

私だけでなく多くの親にとって、子育ては限りあるもの。

今は、子育てを優先して、母親業をめいっぱい楽しみます!

 

チリで育てた方が子どもの良さが生かされると思った 

日本に帰国したときに、軽くカルチャーショックを受けたのが、子どもを公園に連れて行ったときのことです。

 

日本では子ども同士が集まっていても、各自が一人で遊んでいるだけ。(まぁ、私もそんなタイプですけどね…)

 

こちらの国では、子ども同士が集まると、年齢や性別に関係なく、鬼ごっこなどみんなで遊びます。

 

私の子どもは社交的ですぐに友達ができるタイプですが、

日本では周りの空気を察してか、あまり打ち解けようとはしていませんでした。

 

私自身が日本の子どもにニッコリしても、表情ひとつ変えることはありません。

 

もちろん、日本では不審者が出ることもあるので、他人を警戒することを教え込まれているのかもしれません。

 

ただ、日本での体験を通して、チリで育てた方が、私の子どもの持ち前の明るさ朗らかさが生かされると思いました。

 

チリの未来にかけてみた 

日本とチリを比べれば、やはり日本の教育の方が素晴らしいと思います。

たとえば、一度、チリの高校生の数学の教科書を見たのですが、かなり入門的な内容でびっくりしたことも。

 

給付型の奨学金をもらっている大学生でさえ(いわゆる成績優秀な子)、日本の中学生が知っているような英単語を知らなかったり…などなど。

 

教育は日本の方が素晴らしい…

チリの最低賃金は4万程度なので、娘も日本で働いた方がお金も稼げるでしょう。

 

でもだからと言って、日本に明るい未来があるかと言えば、そうでもなさそうだなぁ…と感じています。

 

今の日本って、大学を出て会社に勤めていても、

給料が低くて生活がやっと…という人も多そうです。

 

そして、毎年税金も高くなっています。

結婚して子どもを産みたくても、なかなか産めない。

年金も危うい…

 

もし、娘が日本で育って大人になったとき、

果たして幸せな未来が待っているのか…?と思いました。

 

もちろん、日本は清潔で物がたくさんあって、人々も親切です。

 

ただ、チリ人は日本よりも貧しい生活ではあるけれど、

当たり前に子どもを産み育て、心から笑っている人が多い気がしました。

 

果たして、子どもの意見は…?

日本で住むか、チリで住むかを決めるにあたって、

やっぱり一番大切なのが子どもの意見。 

離婚するかもしれないかは、大人の都合なので、せめて育つ環境くらいは意見を聞いてあげないとです。

 

現在私の子どもは6歳。

日本への永住許可をもらう前から、

何回か聞いたことがあるのですが、5歳のときは、

 

「ママと一緒に日本に住む。けど、1カ月したらパパに会いたい」と日本に住む意味をまだ十分に理解していない様子でした。

 

現在は、それなりに自分の意思を理解して伝えられるようになりました。

私の子どもの意見がこちら↓

 

・日本とチリの家族が好き。パパも大好きだから、ママとパパの2人に会いたい。チリで暮らすのは大変でも、頑張ってほしい。

・本当にダメだったら、ママと一緒に日本へ行く。

 

というもの。

 

だよねー。

これが、私の娘に限らず、離婚する夫婦の子どもの意見ではないかしら。

 

昔から娘はパパっ子でしたもん。

そんなこんなで、一時はかなり帰国を迷ったものの、

筆者は、海外でシングルマザーをする決意をしました。

 

腹を決めた女は強いんだぞ!! 

 


 

チリ産サーモンは偽物?現地の人があまり食べない理由【チリ在住者が解説】

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日本でも人気の食材であるサーモン。最近ではスーパーでもチリ産のサーモンをよく見かけるようになりました。

今回は、日本でも見かけることの多いチリ産サーモンから、チリ人の魚の認識についてお伝えします。

チリ産サーモンは偽物? 

筆者は現在南米にチリに住んでいるのですが、

チリ原産で日本でもおなじみの食材のひとつと言えば、サーモン。 

鮭は日本人が大好きな魚の1つであり、

朝食メニューやおにぎりにもよく使われていますよね。

 

日本でもありふれた存在であるチリ産サーモンですが、以前、チリ産サーモンに関する記事を見つけました。

 

内容を見てみると、

「チリ産サーモンはまがいもの。あれはマスだ!」

「日本人は騙されている!」

というもの。

 

ふーむ…なるほど!!

 

そもそもチリ人はあまり魚を食べない

西側一帯が海に接しているチリは、魚や魚介類の収穫も豊富の国。「さぞかし、毎日お魚が食べれるんだろうなぁ」と思いきや、現地の人はそれほど魚介類は食べません。

 

そもそもチリの街中に肉屋があふれる一方で、魚屋は1、2件ほど。

 

種類も、ハマグリ、ムール貝、「ぺスカード(スペイン語で言う魚のこと)」、たまにメルルーサがあるくらいで、

種類はそんなに豊富でありません。

 

そして、何より肉類よりもお高い…!!

 

チリ人がもともと魚より肉が好きな人が多いため、そんなに水産物はそんなに人気の食材ではありません。

(首都のサンティアゴや漁場のある南部、海に面した街では、もう少しよく食べられているイメージです。)

 

チリ人の魚の摂取の仕方は…? 

一般庶民クラスのチリ人が、どのように魚を摂取するかというと、手軽で人気なのが、日本でも人気のサバ缶です。

 

サバ缶を肉の代用にして、トマトソースパスタにしたりエンパナーダ(ミートパイのようなもの)にしている家庭が多いようです。

 

私も生鮭が高いときは、サバ缶を利用します。

 

サバはスペイン語で「jurel(フレル)」と言うのですが、

食料品で「フレルの缶詰ください」と言っても、まず通じないです。

 

「え?」とか「はぁ?」という返答ばかり。

 

「そこの棚に置いてある赤い缶のことだよー!」と伝えて、このときは、ようやく購入できました。

 

チリ人は魚のことを全て「サーモン」と呼んでいる

チリに住み始めて少し経ったときに気づいたのが、チリ人が「サバ」のことを「サーモン(スペイン語でサルモン)」と言っていること。

 

サバ缶のサバのことを「サルモン、サルモン」と言っています。

あまり魚を食べる機会がないのか、そもそも興味がないのか…、魚=サルモンという人が多いです。

 

そして、私もいつしかサバ缶を買うときは、サルモンと言うようになりました。これでバッチリ購入できています!!

 

あんまり細かい事は気にしないのがチリ人だけど、今回の、チリ産サーモンの記事を見て、「こういう価値観の違いも影響しているのでは…?」と思いました。

 

チリは川でマス釣りする人が多いのですが、人によってはこちらも「サルモン」と呼んでいます。 確かにマスってピンク色をしていて、サーモンに似ています。

 

もちろん食品を輸出する以上、関税など色々細かい規則を通過しなければいけないので、すべてのチリ人の認識だけが原因ということはないかと思いますが…

 

とりあえず、チリの一般人の認識は魚=サルモンなので、

悪気はないのかもしれません。

チリのサーモンや薬漬けかどうかは否定できない

チリ人にとって、日常的に食べられている物ではないので、詳しいことは分かりません。

 

ただ、鶏肉に限って言えば、現地の「成長ホルモン剤」の利用が噂されています。

 

ヒヨコからニワトリになるのは、およそ半年といわれています。養鶏工場の内部告発によれば、チリのヒヨコは3カ月ほどで、出荷できるほどになるそう。

 

確かに、チリの鶏肉は筋肉隆々です。若者の平均身長もぐんと伸びています。

養鶏企業によれば、ヒヨコの成長が早くなったのは「エサなどの飼育環境が改善したから」だそう。

 

ありえないですよね…?

と思いつつ、今日も食卓で鶏肉を食べています。

 

まとめ

話が反れましたが…、ネットでは「チリサーモンは危険だから現地人は食べない」という記事を見かけることがありますが、そんなことはありません。

 

単に、肉好きが多いのと魚が高いからということです。

いつか漁港に行ったら、真偽を記事にまとめたいと思います^^